アスワン情報

エジプト南部のヌビア地方の中心都市で、住民の多くが独自の文化をもつ、ヌビア人です。 古くから通商の要地として栄え、アフリカと古代エジプトを結ぶ最南端の都市としての歴史を歩んできました。 ナイル河沿いには遊歩道が延び、町の中心にはにぎやかなスーク(市場)があります。

イシス神殿

イシス神殿は、元々、聖なる島、フィラエ島にありましたが、アスワンハイダムによる水没の危機にさらされ、隣のアギルキア島に移築されました。神殿の至聖所にはイシス神がホルス神を出産するシーンのレリーフが描かれています。

未完のオベリスク

町の南側には古代の採石場があり、そこに未完のオベリスクが横たわっています。
作成途中のオベリスクを見ると、いかにして巨岩から切り出したのかがよくわかります。
石に切込みを入れ、くさびを打ち込み、そこに水をかけると木製のくさびが膨張して岩が砕けるという仕組みで切り出していったようです。