ムハンマド・アリ・モスク

シタデル(城塞)の上に立ち、どこからでもよく目立つモスクです。アルバニア出身で、オスマン朝の総督として派遣されたムハンマド・アリが1857年に建てたモスクです。イスタンブ-ルにあるブルーモスクを模して造られました。細い尖塔と大ドームを囲む小さなドームがトルコ風の特徴で、内部のシャンデリアが印象的です。

エジプト考古学博物館

ツタンカーメンの秘宝が展示されている博物館として有名なエジプト考古学博物館では、古代エジプトのあらゆる遺物が 収蔵されており、部屋数は100以上もあり、じっくり見るなら数日かかってしまうかもしれません。2階にあるツタンカーメンの 秘宝。暗い部屋の真ん中で輝く黄金のマスクはもちろん、色鮮やかな玉座やライオンの装飾が施された寝台などまばゆい 黄金の宝がたくさん展示されております。ラムセス2世などのミイラが展示されたミイラ室も必見です。

音と光のショー

闇の中に光やレーザー光線で浮かび上がる幻想的なスフィンクスやピラミッドを見ることができます。毎晩2から3回の公園があり、日本語も週に1度ある。

カイロ都市情報

エジプトの首都で、人口1200万人を擁するアフリカ最大の都市です。古代エジプト時代の遺跡を多く残すエジプトですが、 カイロの歴史は比較的新しく、街が本格的に発展をはじめたのは629年にアラブ軍がカイロを征服してからのこと。 12-15世紀にかけて、カイロは地中海世界最大級の都市として空前の反映を遂げます。 19世紀にはムハンマド・アリによる都市開発により現在見られるカイロの基礎が出来上がりました。
広いカイロの街歩きのポイントは、エリアを把握することです。
街の中心は、エジプト考古学博物館が建つタハリール広場。
ここを中心とする新市街にはバスターミナルや大型ホテルがあります。ナイル河の中州はザマレック地区と呼ばれており、 大使館やホテルなどが点在する高級住宅地になっています。新市街の東はイスラム地区です。モスクや廟などが数多く立ち並ぶ異国情緒あふれるエリアです。 コプト教の施設が多数あり、イスラム地区とはまた違う表情を見せてくれます。

ハン・ハリーリ市場

14世紀にさかのぼる由緒ある市場で、かつては中東最大規模を誇っていました。現在残るのはその一部で、ほとんどが香水やパピルス、Tシャツなどのみやげ物市場になっています。ホセイン広場近くのカフェでシーシャや紅茶を楽しんむこともできます。

ピラミッド地区 情報

エジプト最大の人気観光地として有名な古代エジプトを象徴するモニュメント。 クフ王のピラミッドは一辺が230m、高さは146m(現在は頭頂部分がなくなっているので137m)といいう圧倒的な大きさ。 切り出した石材を約230万個も積み上げてできており、底辺部の石には15トンを超える巨大な石もあります。 3つの並んだピラミッドの中央に位置するカフラー王のピラミッドは高さが143m。表面を覆っている化粧石の一部も残っているので保存状態が比較的良好です。 かの有名なスフィンクスは、ギザ市街から見るともっとも遠くにあります。 さらに先にいったところにある丘は、ピラミッド・パノラマポイントと呼ばれていて、三大ピラミッドを一度にカメラに収められる絶好のポイントです。

スフィンクス

ライオンの体と人間の頭部を持つ像で、アラビア語ではアブー・アル・ホール(畏怖の父)と呼ばれています。紀元前460年にピラミッドを訪れた歴史家のヘロドトスがスフィンクスについて言及していないことを考えると、当時は砂に埋もれていたのでしょう。今では発掘が進み、足先まで現れています。

太陽の船博物館

1954年に発掘された、死後の世界を航行するといういわれているクフ王の船が展示されている博物館。発見当時には数万のパーツに分かれていたため、修復に膨大な年月がかかりました。

メンフィス

古代エジプトの古王国時代に首都として栄えた地。現在は廃墟と化していますが、博物館内にある15メートルの大きさを誇るラムセス2世の巨像は一見の価値があります。

サッカラ

6層の階段状になったジョセル王のピラミッドが良く知られています。セルタブとよばれる小部屋にはジョセル王の立像のレプリカが飾られています。ウナス王のピラミッド内部にはピラミッドテキストと呼ばれるヒエログリフ文書が刻まれています。

ダハシュール

途中で傾斜角度が変わっている、屈折ピラミッドで知られています。このピラミッドは下の角度が52度、上部が43度となっていますが、構造途中で角度が急すぎて、石の重量を支えることができなくなったため、緩やかな角度になったという説もあります。すぐ近くにある赤のピラミッドは、側面が二等辺三角形の真正ピラミッドとしては最古のもの。赤っぽい石材を使っているのでこの名前が付きました。